株式会社サカモト

　

『廃棄されるはずの農作物を利用
「ありだフラッペ」誕生』

スーパーで半額のシールが貼られた惣菜や弁当🍱
家庭で古くなって捨ててしまった食料品🥬

食品ロスが社会問題になってずいぶん経ちますが、令和2年度統計値で食品ロスは年間で約522万トンと、いまだ解決とはほど遠い状況です😔

しかし、この統計値には、一般消費者にはなじみのない、出荷前『農業の食品ロス』は含まれていません

（株）サカモトの坂本孝利さんは、ホームクリーニングや農業支援業を営む傍ら、みかん農家に就農しました。

もともと東京でサラリーマンをしていた坂本さんは有田市を気に入り会社を退職。
そしてあこがれの就農。慣れないながらもみかんの世話をして、なんとか無事収穫を迎えて、出荷先に持っていくと
「これは、取り扱いできない」🙌
と断られてしまいました。

現在の日本では、場所や季節に関係なくほしい食品を手に入れることができます。
それを支えるのが発達した『流通システム』🚛です。

消費者に安全安心な商品を届けるために質を保ち、速さを追求し、無駄を省く。
農作物に『出荷規格』をもうけ、大きさを統一、少し傷があったり、見た目が悪かったり、他にも細かい規格があり、そこから外れたものは、流通システムからはじき出され、市場には出回りません。

坂本さんのみかんが断られた理由が、この市場の流通システムの『出荷規格』でした。
そして、これが一般消費者に知られていない『農業の食品ロス』です。

多くの農家は当たり前のようにそれを受け入れ、ジュースなどの加工品として業者に出荷しています。
しかし、その場合買い取りの値段が正規のものより、とても安くなり農家にとって、つらい選択になります😥

しかも全て規格外の農作物が加工品に回されるわけではありません。
廃棄になるものは必ずあります。決して少なくない量の農作物が人に食べられる機会がなく捨てられていくのです🚮
もちろん、農家も努力は怠りません。しかし台風などの自然災害⛈️はどうしようもありません😰

大きくて、傷がついたみかん🍊。
捨てるしかないその皮を一皮むけば、正規品と変わらないおいしいそうな果肉かけた手間も時間も正規品と変わりません。

この問題をどうにかできないかと坂本さんと、なかたにファームのトマト栽培の中谷友哉さん🍅
いちご農家（研修中）の江川佑宜さん🍓が集まって立ち上げたのが

プロジェクト『mogitateありだ』です

廃棄されるはずの野菜や果物を利用し、味を試行錯誤して
冷たくて甘いスイーツドリンク『ありだフラッペ』が誕生しました🥤

フラッペは冷凍保存もでき、賞味期限の心配もありません

そして、令和4年、当商工会議所主催の『第20回 有田ふるさとうまいもんまつり』
のスイーツ部門で1位🥇に輝きました😊🎉

食品ロスの問題の解決はまだまだ遠いですが、『mogitateありだ』は農家の視点からその問題に取り組む一歩を踏み出しました。

　

株式会社サカモト

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