【番外編】反応の上がるキャッチコピーセミナー~心に響くキャッチコピー~【№136】
みなさん、こんにちは
今日も紀州有田商工会議所 女子ブログにお越しいただきありがとうございます
今回は、「番外編」としまして、当商工会議所で10/5(金)に開催された、「反応の上がるキャッチコピーセミナー」の様子を紹介します~
皆さん、こんなお悩みはないでしょうか
・チラシを打っても反応がない
・DMの効果が落ちてきた~
・ファン作りにつながる販促物を作りたい
・”響く”カタログを作りたい
などなど、チラシやDM、カタログでお悩みの方向けのセミナーで、今回、お悩み解決に一番大切なキャッチコピーを学んでいただきました~
講師は、PR’s Labo代表 広報ジャーナリスト 堀 美和子先生です
セミナー内容をブログに掲載いただいてもと快く了承いただきましたので、いわゆるネタバレになりますが、ご紹介させていただきます~
堀先生、ありがとうございます
前半は、プロジェクターを使っての講義です
皆さん、真剣に先生のお話を聞いていらっしゃいました
分かりやすい具体例を、たくさん紹介してくれたので、「フムフム」と納得しながら、話を聞くことができました
キャッチコピーって見てもらえなければ、どれだけお金をかけてもムダなんです
では、どうすれば「見てもらえる」キャッチコピーになるんでしょうか
ここで具体例
大根おろしのパッケージのキャッチコピー
「大根一本多すぎませんか?」「大根おろすの面倒ですよね」
このキャッチコピーがついているのとついていないのでは、どっちが売れそうですか?
スニーカー、どっちが売れそうですか?
「軽量」?「フィット」?「エナメル」?
「素足で履けるスニーカー」
さあ、どうでしょうか
一目瞭然ですよねキャッチコピーがあった方が圧倒的にうなずけますね
そして、つい使いたくなる、誰もが言いそうなことは言わない
たとえば、「サマーキャンペーン」とか「スプリングフェア」など・・
ドキッとしませんかついつい、使っていませんか?
どこが使っても同じに見えるキャッチコピーは使わない
こういう言葉は、お客様の都合でなく、売る方の都合で、しかも、どこが使っても同じに見えるんです
今は、お客様とのつながり=「関係性」を創り出すことが、とっても大切です
さらに、キャッチコピーの肝を教えてもらいました
これだけは覚えてください!!キャッチコピー5つの法則
法則その① 「ターゲット(対象)に呼びかける」
人は、自分の名前を呼ばれると振り返りますよね
そのように、「誰に」訴えかけたいのか、対象をしぼりましょう
例えば・・・
「小学3年生の女の子がいるご両親へ」
「お風呂で温まってもすぐ手足が冷える方へ」
「頭皮や髪をいたわりながら白髪を染めたい方に」
などなど、「私のこと」というキャコピーに出会うと、ついつい商品を手にとってしまいませんか?
法則その② 「数字を使う」
数字は、うまく使うと刺さります
例えば・・・
「○分に○個売れています」系など
例に挙げてくれたお店は、「3.33分に1個売れています!」というキャッチコピーを使いました
その結果、どんどん売上が伸びたので、このキャッチコピーの数字もアップしていったそうですよ
法則その③ 「お客様の言葉を使う」
お客様の使ってみた、食べてみた感想などお客様の言葉がそのままキャッチコピーになることもあります
例えば・・・
化粧水のキャッチコピーで
「あれ?ファンデ変えた? 高いファンデ使ってる?褒められ素肌に近づく△△」
法則その④ 「知らないこと」を教えてあげる
「知っていましたか?」はキャッチコピーの鉄板です!
例えば・・・
「プロが○○する~」
「みんなが○○した~」
法則その⑤ 「あなたの当たり前」を書く
この「当たり前」は自虐ネタを入れてもOK
例えば・・・
「日本一”しばれる町”北海道陸別町商工会」
「キャッチコピー5つの法則」を使ってみてください
そして、広告の効果は、薄れるまで使いたおしてください
後半は、3人ひと組のグループになり、お互いにインタビューし合うワークをしました
インタビューの内容は、このシートに書き込みます。これが、キャッチコピーのネタになります
シートには、キャッチコピーを作りたい商品の
・「お客様からよく言われること」
・「言われて意外だったこと」
・「嫌いなところ(弱みだと思っているところ)」
・「好きなところ(強みだとおもっているところ)」
の4つの項目を書き出しました
みなさん、初めてお話する方同士でしたが、”自分のことを知ってもらいたい”、”自分のお店の商品を知ってもらいたい”という思いで、一生懸命「伝え」ようとされていました
自分一人で考えてもなかなか浮かばないことも、インタビュー形式でヒアリングしてもらうと思い出し易く、ポッと浮かんでくる言葉があるものなんですね
シートに書き出した「弱み&意外」「強み&よく言われる」からキャッチコピーを作りましょう
先生が出してくれた例は、こんなのです
「わたしサイズの豆大福」
「豆が口の中で暴れとる」と言われる
「おちょぼ口でも食べられる」
「小さいボディに大きな福詰まってます」
などなど・・・
さあ、このワークを生かして、ステキなキャッチコピーを作れるといいですね
受講者様からは、「とっても勉強になりました」「自分の店の商品やサービスについて、こんなに真剣に考えたのは初めてかも~」という喜びのお声をいただきました
いかがでしたでしょうか
「キャッチコピー」は、パッと簡単に作れるものではないんですね
しかし、うーんと悩んで、しっかり考えて、お客様の声に耳を傾ければ、ひらめいて生み出されます皆さんも、是非参考にして、とっておきの、お客様の心に響くキャッチコピーを作ってください
最後に、堀先生のお言葉、これは、私に響きましたね~
キャッチコピーの源泉は「感じる」こと。経営は感性の時代です。
「お客様の言葉を感じて」
「スタッフのつぶやきに耳を澄まし」
「自分の心に正直になり」
「自分の心の動きを見つめ」
てみてください
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