『廣久旅館』さんで、おいしい春いただきます【№157】
みなさん、こんにちは
紀州有田商工会議所女子ブログにお越しいただきありがとうございます
4月も半ばを過ぎ
花見も終えて、少しずつ葉桜に代わっていく様子を見ながら
春・・・終わったな・・・と思っている皆さん
ちょっと待ってください
春を桜だけで終わらせるのはもったいない
有田の海のおいしい春
楽しみませんか?
と、いうことで
今回は宮崎町 逢井の廣久旅館さんへ会議所の女子たちで取材に行ってきました
釣り宿から始まり、二代目から本格的に旅館業が始まった廣久さん
現在は、三代目になるご主人と女将さんが切り盛りされています
出迎えてくれたのは女将さん
お着物ステキです
女将さんに案内されお部屋に入ると
廣久さんご自慢の懐石料理が私たちを待っていました
旅館の正面に広がる逢井の海でとれた、新鮮なお刺身
今が旬の桜鯛に まぐろ、えび、いか
逢井では八角の定置網で漁をするため
魚に傷がつきにくく、きれいなままの魚がとれるです
女将さん曰く
「これより新鮮なものは、海に潜ってとってこないとない」
ぷりっとしていて、切り身が大きい
常連さんもとっても喜ばれるそうです
「うちの主人の肝っ玉の大きさがでてるやろ」
と女将さん
そして、ご主人の肝っ玉の大きさをこの後すぐ私たちは知ることになるのです
女将さんが出してくれたのが
「これは、主人からのサービスです」
有田市の名物
太刀魚じゃないですか
そ、そしてなんと
伊勢海老
「常連のお客さんへは、主人が感謝の気持ちとしてお出ししてるんですよ」
ご主人はシャイな方らしく
ご自分はほとんど表にでてこられないようですが
そこは、女将さんが上手にご主人の気持ちをお客さんに伝えてくれます
ご主人さん、ありがとうございます
太刀魚は表面があぶられていて
香ばしさがまた、一味違ったおいしさです
そして、伊勢海老
ぷりっぷりです
幸せ
ご主人の肝っ玉に感謝です
小鍋は鯛しゃぶ
そのままお刺身かと思って食べてしまうお客さんもいるそうです
新鮮な旬の桜鯛をしゃぶしゃぶで
「5秒しゃぶしゃぶしてからどうぞ」
との女将さんの説明に
女子たちみんな真剣にカウントダウン
5、4、3、2、1
ぱくり
お、おいしぃ
さすが旬、さすが鯛
さすが廣久さん
脂がしっかりのった鯛が廣久さん手作りのポン酢をまとい、お口の中で
旨味を残して、とけていきます
春、私のお口に来ました
続きまして
天ぷらの盛り合わせ
ご主人のこだわりは
揚げたてを提供すること
衣がとてもサクッとして素材の旨味を包み込んでいます
続くお料理の数々に舌鼓を打ちながら
おぉ
桜鯛のかぶと焼き
大きい、迫力のお頭です
鯛よ・・・君の身はとてもおいしかった
君の頭も、とてもおいしい
茶碗蒸し
ご主人こだわりの京都の昆布とかつお節でとった出汁に
具もたくさん入っていて
おいしいです
茶碗蒸し好きにはたまりませんね
そして
鯛めし
春らしいピンクが目に楽しい
鯛の身をほぐしてぽろぽろのそぼろになるまで
とても手間がかかるお料理なんだそうです
しかし、その手間を裏切らないおいしさです
そぼろに鯛の旨味がぎゅっと濃縮した
このおいしさ
ぜひぜひ、一度は味わっていただきたい
あら汁
魚からとった出汁が身体に染みる
魚のあらまでおいしくいただきます
デザート
手前にあるのは、キンカンの煮詰めたものです
ゼリーも手作りで、最後までご主人のこだわりに満ちていますね
春、ごちそうさまでした
棒寿司(桜鯛と赤足エビ)
特に足赤エビををつかった棒寿司はなかにマヨネーズがはいっいて
小さなお子さんから大人まで喜んで食べてくれるとのこと
こちらも懐石にはついていませんが常連さんは必ず追加で注文しててくれるんですって
納得のおいしさです
「うちの主人のは酢飯の加減がちょうどいいんよ」
と、女将さん
全くもってその通りです
廣久旅館さんでは
春だけでなく、四季折々の旬のお魚がいただけます
春は今回いただいた 桜鯛、さわら、太刀魚
初夏(5月の終わりから6月)は ハモ
夏(7月,8月)は 麦わらいさき
秋は ハマチ、伊勢海老、紅葉鯛
冬は クエ、石鯛、ハゲ、ホウボウ、サザエにアワビ
お刺身、焼き、お鍋、それぞれの季節、それぞれの食べ方
考えると何だかワクワクしてくると同時におなかが減ります
残念ながらお魚が苦手な方も
ご事前に連絡をいただければお肉のメニューを用意してくれるとのこと
廣久旅館さんは、現在お食事をメインに営業されています
懐石はお一人様(5000円~10000円)
ランチは3000円
2名様から要予約でお願いします
そして、最後になりましたが
接客を一手に引き受ける女将さんが
大切にしていることをお聞きしました
「皆に感謝の気持ちをもって、笑顔を忘れないこと」
女将さんがご主人に嫁がれて44年
接客業などしたこともなかった、何もわからないとことから始めて
今、改めて思うとのこと
お客さんに満足していただけるように腕を振るうご主人
そんな肝っ玉が大きい、でもちょっとシャイなご主人を
しっかり支える女将さん
そんなご主人の料理と女将さんのおもてなしにほれて、通い続けてくれる常連さん
がんばるご主人と女将さんをいつも助けてくれる頼れる仲居さんたち
廣久旅館さんは、たくさんの人が支えあって続く
素敵な旅館です
廣久旅館
住所:有田市宮崎町1283
電話:0737-82-3474
営業時間:昼(11:00~) 夜(19:00~)
定休日:年末年始
団体のお客様に限り送迎バスサービスあり