番外編!デザインのブラッシュアップとは?こだわりパッケージデザインのご紹介~☆【№98】
こんにちは~
今日も女子ブログへお越しいただきありがとうございます
今回は番外編でお届けします~
先月になりますが、紀州有田商工会議所で『デザイン・ブラッシュアップセミナー』が開催されました
ブラッシュアップとは??
「磨き上げる」という意味です
つまり、
「現状の物を見直したり修正したりして、より良いものにすること」をいいます~
パッケージなどのデザインの作成や改良について、
貼雑(はりまぜ)デザイン事務所の角田(つのだ)誠先生にお話をうかがいました~
角田先生、当商工会議所でもとってもお世話になっているデザイナーさんです
まずは、セミナーの様子から。
(写真では、分かりづらいかもしれませんが・・・)
『パッケージのデザインは好みやセンスだけで作らない!!
アーティスティックではなく、デザインはその商品の「自己紹介」という意識をもって、しっかりとその長所を伝えることが大事です!!』
ということをお話していただきました
なので、パッケージデザインを考えるうえで、まずすべきことは、
デザインを考えるのではなく、その製品・商品について、じっくり考えること!
「製品の強みや歴史、他社との違い、自社のイメージや未来像・・・」などなど。
商品について、しっかり考えてから、デザインに手をつけていくことが大切です
そして、伝えたいことを、きっちりと伝えるためのキーワードやキャッチコピー、テーマカラーや包装形態などをを踏まえデザインしていきます。
きちんと考えているからこそ、 「売れるデザイン」ができるわけです
角田先生の説明のあと、参加された皆さんの商品を持ち寄って、商品デザインの意見交換も行いました~
喜多亭さんの「ラングトシャ レモン風味」と、 「ジャム3種」
喜多亭さんのご主人、シールも自分で作って印刷しているそうです。
商品を試食させてもらいながら、角田先生のアドバイスをいただきました~
「ブラッシュアップセミナー」の報告はこんな感じで・・・
ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました~
お次は、
そんな貼雑デザイン事務所の角田さんが関わられた、会員事業所さんの商品を紹介します~
まずは、
「レピマルカ」さん。
レピマルカさんの、「マルカの手づくり バウムクーヘン」
最近、パッケージを刷新されました~
よ~~く見て下さい
ストライプのところ、
毛糸を編んだようなふわふわの模様が入っているのがわかりますか
マルカさんのふわふわしっとりのバウムクーヘンをイメージして、こだわったそうです
シンプルだけどインパクトのあるものをと、こだわったそうです
バウムクーヘン以外にも、新商品の「みかんドール」やレピマルカさんの紙袋にもこのデザインが使われていますよ
「レピマルカといえば、このストライプ」っとなってほしいという希望も込めたそうです
同じく「レピマルカ」さんのギフトボックス
牛革でできたような重厚感のあるものにすることに
イメージは「ネバーエンディングストーリー」
ファルコンでてきそう
しばしば、同世代の角田さんと「ネバーエンディングストーリー」談義
私:「なつかしい~!!テーマ曲も流行りましたよね~ 8cmCD、私まだ持ってます!」
角田さん:「確か、日本語版、羽賀研二歌ってましたよね~」 (いや、それは記憶にないです)
すみません。話がそれました
お次は田中海苔店さんの「塩海苔」「味海苔」
田中海苔店さんの塩海苔、私も大好きです
手づくりのため、大量生産できず、そのためパッケージもコストを考えると印刷できないので、
「チャック袋に入れて、それに貼るシール」を考えてほしいとのことだったそうです。
元々ビビッドなシールを予定していたそうですが、
手づくりや素材にこだわった、田中海苔店のぬくもりを感じてもらえうようなものにしたくて、
1色のスタンプというシンプルなスタイルをとったそうです
田中海苔店さんで一つ一つスタンプを押しています
なので、少しずれたり、かすれたりしたものもあるかも・・
それもまた味がありますよね~
こちらは、和歌山香譲さんのお線香シリーズ
そう、これお線香なんです
とっても華やかですよね
最初は、2色~3色印刷のデザインをお願いされたそうですが、
卸先などを考慮した結果、華やかで目立つものがいいのではということになり、フルカラーのデザインになりました
木の国・和歌山の四季折々の山の景色をデザインにしました
お線香の香りを感じ、このパッケージをみて、「この景色を見に行ってみたいな」と思ってもらえたらという気持ちを込めたそうです
そうそう、この商品、社長さんのこだわりで、一つ一つの箱がスタンディングするんですよっ
お次は、「天龍」さん。
明治2年創業の老舗のお酢の醸造会社です
天龍さんのリーフレットを刷新した際、チラシや旗、ダンボールなどの資材一式をこの紫のものに変更したそうです。
元々は黒色をメインに使っていたのですが、
雅(みやび)で高級感のある、紫のグラデーションにこだわったそうです
グラデーションわかりますか
深みがでて、奥行きがあり、心に残るような紫のグラデーション!
女性3名で、昔ながらの醸造でお酢造りを続けている「天龍」さんのイメージを色で表現されました
デザインって奥が深いな~って少しは伝わりましたでしょうか
私は今まで、パッケージなどのデザインについて、「かわいい感じ」「クールな感じ」「おっしゃれ~な感じ」などの表現を使っていました
・・・なんて、浅はかだったのでしょう
商品パッケージとは、その商品や自社の強みやバックボーン、そしてこれからの未来図などを踏まえて、その商品を「自己紹介」するためのものなんですね~
まだまだ、私も勉強が必要です
角田さん、これからも引き続きご指導下さい
よろしくお願いします
ブログにご協力いただきました事業所さんを掲載した以前の女子ブログはこちら。
喜多亭 → 女子ブログ№1
レピマルカ → 女子ブログ№82
田中海苔店 → 女子ブログ№45
和歌山香譲 → 女子ブログ№46
天龍 → 女子ブログ№19
角田さんにデザイン等のアドバイスをしていただきたい当会議所の会員さんは、エキスパートバンク専門家派遣という制度を利用することが可能です。
※エキスパートバンク:専門家(エキスパート)が直接事業所を訪問し、支援・アドバイスを行います。小規模事業者が対象です。1事業所1相談まで無料で受けられます。例えば、計画の立て方、販売促進などの経営上のアドバイスや、新製品開発、生産システムなど技術上のアドバイスなどです。興味のある方は、紀州有田商工会議所までご連絡下さい。
最後に、貼雑デザイン事務所さんのご紹介
この商品、100円ショップなどで見かけたことはありませんか??
この商品、貼雑デザイン事務所さん企画・デザインの商品です
「汚れといっしょにおばけも消えていきます。」
かわいいし、楽しいし、実用的ですね~
とっても売れてるらしいです~
★貼雑デザイン事務所
代表 角田 誠
和歌山市十番丁91
電話:073-488-2578
FAX:073-488-2579